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良い火花、良い燃料

良い火花、良い燃料

ガソリンエンジンに必要な要素に「良い火花、良い燃料」というものがあります。

今回は、消耗部品でもあり、すぐに交換しやすい「スパークプラグ」と「フューエル(燃料)フィルター」を交換したいと思います。

昔はプラグの点検・清掃はクルマのメンテの基本でしたが、最近のクルマは10万キロ無交換とか当たり前ですね。中古車だと、どんな状態か不明ですので真っ先に交換します。

まずはプラグ交換から始めます。

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プラグの交換

プラグ交換

プラグホールにアクセスするためにプラグコードを引き抜きます。

プラグコードの引き抜き

最近のクルマはエンジン上部がカバーで覆われていたり、プラグコードではなく、箱状の部品が付いてる「ダイレクトイグニッション」も多く、それらを外してプラグまでたどり着くのも大変です。

しかしNAロードスターは昔ながらのクルマなので、そういった作業は無くて楽です 笑


プラグソケットなどはこちら!

必要となるのがプラグソケット。クルマによってプラグサイズは様々です。

アストロでは最近の車種用に薄型のものや12PTのソケットも用意していますが、NAロードスターは普通サイズの16mmで大丈夫です。

プラグの取外し

プラグを外す前に、できればプラグホールの中をエアブローしてゴミやホコリを飛ばしておきたいですね。燃焼室の中に小さなゴミを落としたくは無いですから。

プラグの取外し

ラチェットやT型ハンドルなどにプラグソケットを取り付けてプラグを外します。

プラグの汚れ

使用後のプラグはこのように汚れています。電極のすり減りもなく、まだ使えそうですが、今回は交換します。

プラグの新旧比較

新品のプラグとの比較。右が新品。

スレッドコンパウンドを塗布

プラグにスレッドコンパウンドを塗布します。

取付時に熱カジリ(高温による固着)の防止のためにスレッドコンパウンドをプラグに使用するのも一般的に広まっていますが、メーカーによっては使用を推奨していない場合もあります。

使用については諸説ありますので、判断はご自身でお願いします。

プラグを手探りで締め始める

ここからが本番です。プラグを締める時はハンドルを外し、ソケットとエクステンションだけで手の感触で締め始めます。

いきなりハンドルを使って締め込むと、斜めに締め込んでネジ山を壊してしまう恐れがあるので、それを防ぐためです。

斜めに締めないためのコツとしては、最初に一旦逆方向(緩め方向)に廻してコツンという感触がしたら、そこがネジ山の開始点です。そこから締め始めれば、ねじ山に真っ直ぐに締め込むことができます。

プラグ交換

本締めは新品時で1/2回転。使用済みプラグで1/12回転が目安です。トルクレンチを使用する場合は25N・mくらいです。締めすぎないようにしましょう。

プラグコードの装着

最後に元通りの位置にプラグコードを戻せば完了です。

 

フューエルフィルターの交換

次はフューエル(燃料)フィルターの交換です。

これも中々交換されない部品ですが、旧いクルマではどんな状態になってるか不明なので真っ先に交換したいですね。

新品のフューエルフィルター

マツダから純正部品を取り寄せました。

そのままフィルターからホースを外すと燃料パイプ内のガソリンが噴出しますので、まずはその圧を抜きます。

燃料ポンプのカプラー

NAロードスターの場合はステアリングコラム下の燃料ポンプ用の黄色いカプラー(画像の赤丸)を外してエンジンを掛けます。

そうすれば燃料ポンプの動作が止まっているので、パイプ内の燃料を使い切ってエンスト状態になれば完了です。

カバーの取外し

このカバーの奥にフィルターがありますので5箇所のクリップ類をドライバーを使って取り外します。

ロードスターのフューエルフィルター
フューエルフィルター

カバーを取り外すとフューエルフィルターが見えました。次にIN側のホースとOUT側のホースが接続されているので、まずホースクリップを取り外していきます。


2007000001240 AP ホースピンチャープライヤー

ゴム製のホース外しの際、挟んで液体の流失を防ぎます。ワンアクションで脱着可能なロック式。


2007000011287 AP ホースリムーブプライヤー レンチ付

ホースにセットし、広げることでホースを無理なく押し出しながら取り外せるプライヤーです。

燃料ホースの取外し

ホースクランプでIN、OUT側両方のホースを挟んでから(画像の赤丸)ホースリムーブプライヤーを使ってホースを外していきます(画像の黃丸)。

燃料ホースの取外し

ホースは簡単に外れました、画像はステーごとフィルターを取り外した後です。

フィルター内に残っていたガソリンが多少は出てくるので何か下で受ける容器が必要です。

燃料フィルター交換

ステーを取り外し、新品のフューエールフィルターを取り付けてホースなどを元通りに戻せば完了です。

燃料フィルター交換

取り外したフィルター

せっかくなので古いフィルターがどのような状態か開けてみたいと思います。

燃料フィルター交換

エアソーで切断してみました。ゴミのように見えるのは切断時に中のフィルターが削れたカスです。

燃料フィルター交換

内部のフィルターはろ紙のような素材で、色は真っ黒になっています。

燃料フィルター交換

このようにダンボールのような波目の紙が芯の部分にロール状に巻かれています。

燃料フィルター交換

中身を取り出したケース内はキレイで、特に大きなゴミなどは無いようでした。

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