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LLCの濃度を確認しよう

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冷却液の役目を知ろう

エンジンの内部の写真

自動車・バイク等のエンジンが動いている時、内部では爆発を繰り返しています。そのためエンジンは高温になるのですが、そのままではオーバーヒートを起こしてエンジンが壊れてしまいます。そこで液体を循環させて最適な温度になるように冷却しています。

つまりエンジンにとって冷却水は非常に重要な役目を持っているのです。

冷却水は不凍液、ラジエター液、クーラントと呼ばれ、長い期間性能維持出来る事からロングライフクーラント、LLCと表現されたりします。

 

夏は暑く、冬は寒いのが日本

メーターパネル

日本は周囲を海に囲まれた南北に長い国です。北は北海道で夏でもクーラーが要らないほどに涼しく、南は沖縄で冬に水が氷る程には寒くなりません。

そういった気候でも問題無く自動車やバイクのエンジンは動き続けなければならず、エンジン熱を正しく発散しなければならないのです。

日本での最高気温は40度以上にもなり、車内温度は60℃以上と言われています。また、最低気温はマイナス40℃を下回ることもあります。その気温差はなんと80度以上にもなるのです。

それぞれの環境で適切な整備をしないとエンジンがオーバーヒートしたり、ホース内の水分が凍ってしまったりするのです。特に冬に凍るとエンジン内で深刻なダメージを生むおそれがあるため注意が必要です。

 

適切な濃度に調節する

LLCにはオーバーヒート防止だけでなく、水分で金属を腐食させない防錆効果、水分を凍らせない効果もあります。
そのため「LLCは濃くしておけばいい」と考えている人が多いようですが、実はそういった考えはトラブルを招くかもしれません。

実はLLCは濃度が濃いと冷却性能が落ちてオーバーヒートの原因になります。その為、濃度の上限は60%程度と言われています。

また冷却性能を求めすぎるあまりに濃度が薄すぎると寒さで凍りますし、防錆性能が低下します。そのため暖かい地域でも濃度30%以上が推奨されています。

凍結濃度、冷却性能、防錆効果の関係性

この様にLLCには最適な濃度があるのです。目安となる濃度についてはパッケージに記載されていますので、それを参考にして地域ごとに調節する方が良いでしょう。

 

スタートアップアイテム

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漏れを発見出来る!
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最後までお読みいただきありがとうございました。

それでは次回のASTRO DIY LAB(アストロ DIY ラボ)もお楽しみに!

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