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冬は早めにスタッドレスタイヤに交換しよう

冬は早めにスタッドレスタイヤに交換しよう

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冬のためのタイヤ交換

冬になると雪道や路面凍結が心配ですよね。もちろんノーマルタイヤや一般的なラジアルタイヤでは対応出来ず、滑って非常に危険です。ゆっくり走れば夏タイヤでも大丈夫でしょ、なんて考えは事故のもと。絶対にオススメしません。

冬季対策では雪用チェーンもありますが装着作業が面倒ですし、乗り心地が悪いだけでなく路面にも悪影響なんです。

そこでスタッドレスタイヤに変更するのが定番だと言えます。雪が降ってからではスタッドレスタイヤを求める人が多く、きっと「しまった、遅かった!」と悔しい思いをする事になるでしょう。

カーディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドなどでも持ち込み交換作業を請け負っていますが、1台だいたい3000円くらいと案外作業工賃がかかります。

ホイール付きスタッドレスタイヤをお持ちであれば、ちょっとしたコツでご自分で夏タイヤから冬タイヤに交換ができて、費用はゼロ円! 毎年、毎シーズンにする事ですから、これは自身でやるしかないですね!

 

準備するもの、便利なもの

準備するもの

ホイール付きスタッドレスタイヤ4本

スタッドレスタイヤ&ホイール

まずはこれが無いと話しになりません。スタッドレスタイヤは溝が十分にあり、ゴムが柔軟でないと充分な効果を発揮できません。 装着前にシッカリと確認しておきましょう。

純正ジャッキ、油圧ジャッキ、ガレージジャッキ

クロスレンチ

ジャッキは、純正パンタジャッキでも良いのですが、せっかくなので本格的な油圧ジャッキを揃えて、安全かつ確実な作業をしたいですね。

→ ジャッキを見る

ホイールナットレンチ、クロスレンチ、十字レンチ

クロスレンチ

車体にホイールを留めているのがホイールナットです。車種によってナットのサイズは違いますが、国産車は普通車が21mmか19mm、軽自動車が19mmか17mmである事が多いようです。車載工具に純正ホイールナットに対応したレンチが入っていますが、ホイールナットが社外品に交換されている場合は違ったサイズの可能性もあります。そこで21mm、19mm、17mmの全てに対応した工具「クロスレンチ」または「十字レンチ」などと呼ばれるものを用意しておくと安心です。

トルクレンチ

ホイールナットソケット・トルクレンチ

ホイールナットを締め付ける時、弱いチカラではネジが緩むかもしれませんし、思い切り締め付けるとネジが折れてしまうかもしれません。トルクレンチは使って適正なトルクで正しく締め付ける事でトラブルを防ぐ事ができる重要な専用工具です。トルクレンチに取り付けて使用するホイールナットソケットも忘れずに準備しておきましょう。

あると便利なもの

電動インパクトレンチ

電動インパクトレンチ

ホイールナットを緩める時に大きなチカラを必要とします。手で緩めるのはなかなか大変な労力です。女性の方ではナットを緩める事が出来ないかもしれません。そこで電動工具を利用します。電動インパクトレンチがあれば、女性でも固く締ったホイールナットでもラクラク緩めることが出来ます。
ホイールナットソケットを利用しますので、忘れずに準備しておきましょう。

工具を揃えるにはちょっとした費用がかかりますが、毎回作業工賃を支払う事を考えると手に入れておいても損はないと言えますね。

今回はスタッドレスタイヤへの交換ですが、工具は揃えてしまえば様々な用途に利用出来ますから絶対オススメです。

 

ホイールナットを緩めてからタイヤを浮かせる

いよいよ作業に入りますが、ここでとても大切な事があります。

傾いた地面では作業中に車体が動いてしまい非常に危険です。そして土や砂利の地面では車体を支えるジャッキが埋まったり、傾いて倒れてしまいます。絶対に条件の整わない場所での作業は行わないでください。

ホイールナットを緩めてからタイヤを浮かせる

それでは作業スタート! 車体が動かないようにパーキングブレーキ、サイドブレーキなど駐車用ブレーキをしてください。 その後、堅く締ったホイールナットを半回転ほど緩めます。

「ナットを緩めたら危ないんじゃないか?」とお考えの方、ネジを緩めるくらいならぜんぜん大丈夫なんです。

「タイヤを浮かせないと交換できないから、まずはジャッキで車体を持ち上げるのが先じゃないか」とご意見の方、確かにその通りなんですが、タイヤを浮かせてからナットを回そうとすると、一緒にタイヤが回ってしまうので、まずはナットを緩めておく必要があるのです。

もちろん、ホイールナットを完全に外してしまうと車体からホイールが外れてしまいますから、あくまでも緩めるだけにしてください。

次にタイヤを浮かせるためにジャッキで車体を持ち上げます。純正パンタジャッキを使う場合でも、油圧ジャッキを使う場合でも、車体の決められた位置に当ててジャッキアップしましょう。

多くのクルマは車体の下をのぞくとジャッキアップポイントには目印があります。そこにジャッキをあてて車体を上げていきます。

多くの純正パンタジャッキの場合、ハンドルをクルクル回す構造になっているのですが、結構なチカラを必要とする場合があります。やはり女性の方では非常に苦労をする事になるでしょう。そこで少ないチカラでも車体をジャッキアップ出来る油圧ジャッキをオススメします。

ジャッキアップはタイヤが浮くまで行います。タイヤが浮いたら、あらかじめ緩めておいたホイールナットを外して、ホイール&タイヤを外します。

必ず平坦な固い地面で作業してください!

 

ナットの締め付けはトルクレンチを使おう

取り外した手順とは逆の要領でスタッドレスタイヤ&ホイールを車体に取り付けます。ボルトにホイールのの穴を合わせるときにチョットだけ慣れが必要かもしれませんが頑張って取り付けます。その後にホイールナットを手で取りつけていきます。

※ネジに対してナットが正しく取り付けられるように、最初は手で回してください。決して電動工具で取り付けようとしないでください。もしネジがズレて締め込んでしまったら正しく取り付けが出来ません。

その後、ホイールナットレンチを使って締められるところまで締めつけてから、ジャッキを少しずつ下げてタイヤを接地させて本締めに備えます。

ナットの締め付けはトルクレンチを使おう!

ホイールナットを締め付ける際には注意があります。ホイールナットの締め付けるチカラと、順番です。

ホイールナットは正しいチカラで締め付けておかないと走行中に外れてしまうかもしれません! 締め付けが強すぎても次回の交換でホイールナットを緩める時に苦労する事になりますし、強すぎるとネジを傷めてしまう事もあります。

そこで適切なチカラで締め付けられる専用工具であるトルクレンチを使うようにしてください。締め付けトルクは普通車で100~120N·m(10~12kg)、軽自動車で80~100N·m(8~10kg)です。詳細に知りたい場合は車両の取扱説明書やディーラーに確認すると良いでしょう。

トルクレンチについて、もっと詳しく知りたい方はこちら

そして、ホイールナットは均等に締め付けるために対角線で行っていきます。トルクレンチのカチッというクリック音を確認しながら適切に締め付けて作業完了です。

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