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ブレーキフルードについて

ブレーキフルードについて

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フルードって?

ブレーキを動作させる為に内部に入っているのがブレーキフルードで、ブレーキオイルと表現される場合もあります。ブレーキフルードは、ブレーキペダルを踏んだチカラをブレーキに伝えて車を停止させる非常に重要な役割があります。
ブレーキの原理
ちなみに・・・
「フルード」とは直訳すると流体液となり、装置内を流動して装置を作動させる液体の意味となります。潤滑を目的としたオイルとは違っていますね。

ブレーキフルードの役目

先述した通り、ブレーキフルードの役目はブレーキ装置を動かす事にあり、重要であるため、いくつかの特徴的な条件があります。

  • ・低粘度・・・レスポンス良く作動するため
  • ・耐圧性・・・チカラをロスなく伝えるため
  • ・耐温度性・・温度変化に強く、固まったり、気化しない
  • ・低攻撃性・・ゴムや樹脂などのシール類を傷めない

 

これらの条件を満たす液体としてブレーキフルードはグリコール系の液体が主成分であることが多く、水分を吸収しやすい特性があります。
ブレーキフルードに水分が混入した状態でブレーキが高温になると、水分が蒸発して気化する事で内部で気泡となりブレーキの効きが悪くなるばかりか、最悪は効かなくなる場合があります。
この状態をべーパーロック現象と言います。(教習所で習いましたね)

ベーパーロック現象

このような状態に陥らないためにはブレーキフルードを定期交換する事が重要となります。

交換の目安

普段クルマを運転しているとブレーキフルードを見る機会は少ないでしょう。しかし、皆さん必ずブレーキを使って停止しているはずで、運転する時には必ずブレーキフルードの恩恵を受けているのです。
例えば、クルマを運転していて「ブレーキペダルがフワフワする」とか「踏んでいるのに中々止まらない」などと感じたら、ブレーキフルードの劣化かもしれず非常に危険な状態です。すぐにディーラーや自動車整備工場、ガソリンスタンドなどで確認してもらうようにしましょう。

たとえ上記のような症状が無くても、1年ごとに交換をオススメします。
「えー、でも週末くらいしか乗らないし・・・」という方もいらっしゃるでしょう。そういった場合でも寒暖によりブレーキフルードに水分が混入している可能性もありますので、せめて車検時には交換する事をオススメします。

もちろんご自分でも作業は可能ですが、初めての方は知識のある方の指導を受けながら十分に注意して作業を進めましょう。

スタートアップアイテム

ご自分でブレーキフルードを交換するなら、こちらのアイテムが便利です。

 


AP ワンマンブリーダータンク

一人でエア抜き出来る
ワンマンブリーダータンク

AP ブレーキブリーダーキット VB123

エアツールでフルード交換
AP ブレーキブリーダーキット VB123

AP フレアナットレンチ 8×10mm

ブレーキエア抜きに
AP フレアナットレンチ 8×10mm

 


 

最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは次回のASTRO DIY LAB(アストロ DIY ラボ)もお楽しみに!

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