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- 車のバンパーにつけた傷を自分で修理する方法。必要な工具や具体的なやり方を解説
車のバンパーにつけた傷を自分で修理する方法。必要な工具や具体的なやり方を解説
- 目次 [閉じる開く]
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- バンパーにつく傷について
- 1.バンパー表面の薄い傷・クリア層
- 2.バンパーのひっかき傷・カラー層
- 3.バンパーがえぐれた傷・下地層
- 修理に必要な工具
- 1.脱脂スプレー
- SOFT99 ソフト99 09170 シリコンオフ 300ml
- 2.傷消しコンパウンド
- ソフト99 09193 液体コンパウンドトライアルセット
- 3.傷用パテ
- SOFT99 ソフト99 09006 うすづけパテ ナチュラル 60g 全塗装色対応
- 4.耐水サンドペーパー
- ソフト99 09123 耐水サンドペーパーセット M
- AP 耐水ペーパー
- 5.サンディングブロック
- ソフト99 09125 サンドペーパー用研磨パッド
- AP ラバーサンディングブロック
- 6.マスキングテープとシート
- 作業に合わせて選べるアストロプロダクツおすすめマスキングテープ
- SOFT99 ソフト99 09150 幅広マスキングシート 55cm×10m
- 7.タッチペン
- 8.下塗り用塗料・プラサフ
- ソフト99 08030 ボデーペン ホワイトプラサフ
- ソフト99 08003 ボデーペン プラサフ
- 9.仕上げ用塗料・ボディカラーのスプレー
- 10.ぼかし剤
- 11.艶出し用塗料
- ソフト99 08002 ボデーペン クリアー
- バンパーの傷を自分で修理する方法
- 1.傷ついた部分を研磨する
- 2.パテで補修して形を整える
- 3.塗装・適したプラサフで下塗りする
- 4.塗装・ボディカラースプレーとぼかし剤を使う
- 5.塗装面の仕上げ・艶出しスプレーを使う
- バンパー補修も自分でやってみよう!
車のバンパーは、衝突したときの衝撃を吸収できるよう、柔軟性があり、破損しやいようにつくられています。また、車体前後で接触しやすい場所にあるパーツのため、車庫入れや細い道を曲がるときなど、誤って傷つけてしまうことがありますね。小さな傷でも、愛車の傷は気になるもの。
この記事では、バンパーについた傷の種類、DIYでバンパーの傷を修理するために必要な工具、おすすめの工具、具体的な修理方法を解説します。
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バンパーにつく傷について
バンパーだけではなく、車のボディは複数層の塗装で覆われています。ほんのわずかな表面の擦り傷から、塗装が削れた傷、下地の金属まで露出してしまう傷まで、傷の深さは様々。
車のバンパーの傷をDIY修理するために、深さ・塗装面の階層ごとについた傷について解説します。
1.バンパー表面の薄い傷・クリア層
バンパーを含めて、車のボディ表面を覆う透明塗装部分を“クリア層”と呼びます。
クリア層は、ごく普通に洗車しても細かな薄い傷がついてしまう場所。
また、道路わきからせり出した草木に接触しても傷ついてしまいます。
修復しやすい薄く浅い傷なので、傷消し用コンパウンドで修理しましょう。
2.バンパーのひっかき傷・カラー層
クリア層の下にあるのが“カラー層”。車のボディカラーの塗料で覆われている部分です。
このカラー層まで傷が達している場合、浅い傷であれば、傷消しコンパウンドで目立たなくすることもできます。
しかし、傷が大きい、やや深い場合は、傷消しコンパウンドでは補修できず、逆に目立ってしまう場合もありますので、傷部分の補修と表面塗装をしなくてはなりません。
3.バンパーがえぐれた傷・下地層
カラー層の下にあるのが“下地層”です。
車のバンパーの傷が、下地層まで達し、金属部分が見えてしまうほど深い場合は、傷からバンパーの腐食が進んでしまうため、パテ補修、下地処理、塗装まで、適切な手順で修理をしてください。
修理に必要な工具
車のバンパーの傷について、深さ・塗装面の階層ごとにご説明しました。
ここでは、愛車のバンパーの傷をDIY修理するために必要な工具をご説明します。
傷の深さ・塗装面の階層ごとに、DIY修理に必要な工具を表にまとめましたので、愛車の傷に合わせて、工具の解説を読んでください。
また、工具専門店アストロプロダクツおすすめの工具も、ご紹介します。
1.脱脂スプレー
“脱脂スプレー”は、車のボディについている油分やワックスを取り除いてくれるスプレーです。
車のバンパーについた傷をDIY修理する際、傷部分の凹凸を研磨したあと、パテ補修をして面出し・研磨したあと、下塗りし研磨したあとなど、頻繁に使用します。
SOFT99 ソフト99 09170 シリコンオフ 300ml
2.傷消しコンパウンド
“傷消しコンパウンド”は、クリア層についた薄く浅い傷の補修に使用します。カラー層まで届いた浅い傷でも、小さなものであれば、傷消しコンパウンドで目立たなくできる場合もありますが、大きな傷に使用すると、逆に目立ってしまうので注意が必要です。
ソフト99 09193 液体コンパウンドトライアルセット
3.傷用パテ
“傷用パテ”は、カラー層から下地層についた傷を埋めるために使用する、薄付けタイプのパテです。
傷部分にパテを付着させ、ヘラでパテを押し込み、余分なパテを取り除いてから、乾燥後に、研磨・下塗り・カラー塗装をします。
SOFT99 ソフト99 09006 うすづけパテ ナチュラル 60g 全塗装色対応
4.耐水サンドペーパー
傷補修作業 | 耐水ペーパーの番手 |
---|---|
傷部分の研磨 | #150 |
パテ埋め後の研磨 | #320→#600 |
下塗り部分の研磨 | #1000 |
“耐水サンドペーパー”は、車のバンパーの傷部分のささくれなどを研磨・平らにする、パテ埋めした部分の面出し・研磨、下塗り後の研磨に使用します。
作業ごとに使用するサンドペーパーの番手・粗さ細かさを表にまとめましたので、参考にしてください。
ソフト99 09123 耐水サンドペーパーセット M
AP 耐水ペーパー
5.サンディングブロック
“サンディングブロック”は、サンドペーパーを巻きつけて使用します。手のひらで直接サンドペーパーをかけると、研磨した部分が平滑になりません。
平滑面やラウンド面があるサンドブロックに、サンドペーパーを巻きつけて研磨作業をすることで、平滑な面出し・研磨ができます。
ソフト99 09125 サンドペーパー用研磨パッド
AP ラバーサンディングブロック
6.マスキングテープとシート
“マスキングテープとシート”は、塗装準備で使います。
塗装しない部分まで塗料が付着するのを防ぐために、車のバンパーの傷周辺だけをむき出しにし、他の部分はマスキングテープとマスキングシートで覆いましょう。
作業に合わせて選べるアストロプロダクツおすすめマスキングテープ
SOFT99 ソフト99 09150 幅広マスキングシート 55cm×10m
7.タッチペン
“タッチペン”は、タッチアップペン、タッチペイントなどとも呼ばれる、キャップに小さな筆がついた車のカラーナンバーの塗料です。
愛車のカラーナンバーのタッチペンを購入し、小さな傷の周辺をマスキングテープで覆って、傷部分の溝を塗料で埋めるように、点打ちして使用します。
8.下塗り用塗料・プラサフ
“下塗り用塗料・プラサフ”は、パテ埋めし、面出し・研磨が終わったあとに、仕上げ塗装をする前に使用します。
車のボディカラーが明るいか暗いかで、使い分けてください。
ソフト99 08030 ボデーペン ホワイトプラサフ
ソフト99 08003 ボデーペン プラサフ
9.仕上げ用塗料・ボディカラーのスプレー
“仕上げ用塗料・ボディカラーのスプレー”は、車のボディカラーと同じ色のものを使用します。車ごとにカラーナンバーがありますので、事前に調べて該当するカラーのスプレーを購入してください。
10.ぼかし剤
“ぼかし剤”は、仕上げ用塗料・ボディカラーのスプレーと一緒に使用します。車の傷を補修した部分に仕上げ塗装をするとき、ボディカラースプレーを吹きかける前や、ボディカラースプレーを吹きかけ乾かないうちに、ぼかし剤を塗装の境界部分に吹きかけることで、傷の補修・塗装を目立ちづらくしてくれます。
11.艶出し用塗料
“艶出し用塗料”は、仕上げ塗装が終わり、充分乾燥してから、塗装部分に艶を出すために使用します。
車の焼き付け塗装に近い、艶、光沢を出すための塗料です。
ソフト99 08002 ボデーペン クリアー
バンパーの傷を自分で修理する方法
いよいよ、バンパーの傷を自分で修理する方法の解説です。ここでは、5つの手順にそって修理方法をご説明します。
【車のバンパーの傷を自分で修理する手順】
- 傷ついた部分を研磨する
- パテで補修して形を整える
- 塗装・適したプラサフで下塗りする
- 塗装・ボディカラースプレーとぼかし剤を使う
- 塗装面の仕上げ・艶出しスプレーを使う
1.傷ついた部分を研磨する
車のバンパーが傷ついた部分を耐水ペーパーで研磨します。
傷の部分は、ささくれていますので、できるだけ平らになるように、#150の耐水ペーパーをサンディングブロックに巻きつけて研磨してください。
傷の周りと同じ高さ、なだらかな面になるくらいが研磨の目安です。
2.パテで補修して形を整える
傷部分の研磨が終わったら、研磨した部分に脱脂スプレーを吹きかけます。
油分を取り除くことで、パテの吸着を良くするためです。
脱脂スプレーを吹きかけたあとは、キレイなウエスで充分拭き取ってください。
拭き取り終わったら、パテを練り込んで、ヘラを使って傷部分に塗り込みます。ヘラでパテを押しつけるイメージで、右から左(または左から右)か上から下(または下から上)と、ヘラは往復させず、同じ一方向で塗りましょう。
傷の周辺部分より、やや高めにパテ塗りするのが目安です。
パテが充分乾燥したら、#320の耐水ペーパーをサンディングブロックに巻きつけて、大まかに研磨してください。
傷周辺の高さに近くなってきたら、耐水ペーパーを#600に変えて、サンディングブロックに巻きつけ、さらに研磨します。
傷周辺と高さが揃い、なだらかな面になるまで研磨してください。
※樹脂バンパーの場合は、パテ埋め前にプライマーを吹きかけ、パテの密着性を良くすることをおすすめします。
3.塗装・適したプラサフで下塗りする
パテ埋め後の研磨が終わったら、キレイなウエスで拭き取り、脱脂スプレーを吹きかけ、また、キレイなウエスでスプレーを拭き取ってください。
そして、傷周辺部分より、やや広めにマスキングをします。
マスキングができたらプラサフで下塗りしましょう。プラサフは、ボディカラーに合った明るいカラー用またはダークカラー用を使います。
スプレーするときは、薄く数回塗り重ねるつもりで塗装してください。右から左(または左から右)、上から下と、往復せず同じ方向でスプレーします。
※樹脂バンパーの場合は、下塗り前にプライマーを吹きかけ、塗料の密着性を良くすることをおすすめします。
4.塗装・ボディカラースプレーとぼかし剤を使う
下塗りが終わり充分乾燥したら、ボディカラースプレーで塗装します。車のカラーナンバーに合ったボディカラースプレーを用意してください。
一旦、マスキングを剥がし、#1000の耐水ペーパーをサンディングブロックに巻きつけ、下塗り部分の表面を研磨します。
塗装部分と周辺の高さを揃え、なだらかになるように研磨しましょう。
研磨が終わったら、下塗りした部分の周辺にコンパウンドをかけます。下塗りまでの工程で、劣化したボディの塗装部分を剥がすためです。
コンパウンドをかけ終わったら、脱脂スプレーを吹きかけ、キレイなウエスで拭き取って、もう一度、マスキングしてください。
マスキングが終わったら、ボディカラースプレーを吹きかける前に、下塗り部分の周辺まで広めに、ぼかし剤を吹きかけます。
ぼかし剤が乾かないうちに、ボディカラースプレーで塗装しましょう。このときもスプレーの方向は、右から左(または左から右)、上から下と、往復せず同じ方向で塗装します。
5.塗装面の仕上げ・艶出しスプレーを使う
ボディカラースプレーで塗装が終わったら、塗装面の仕上げ・艶出しスプレーと、ぼかし剤で最後の塗装です。
ボディカラースプレーで塗装した部分の周辺まで広めに艶出しスプレーを吹きかけてください。
艶出しスプレーが乾燥しないうちに、スプレーした境界部分に、ザラツキがなくなり、濡れて見えるまでぼかし剤を吹きかけます。
あとは、充分に塗料を乾燥させ、コンパウンドを塗装部分にかければ、作業は終了です。
バンパー補修も自分でやってみよう!
傷ついてしまった愛車のバンパーを自分で補修できれば、修理費用を抑えることができます。
バンパーの傷を修理するために必要な、傷の深さと修理するための必要工具、おすすめの工具、実際の修理手順までご説明しました。
傷の深さによって、使用する工具と修理方法が異なってきますので、この記事を参考に、愛車をDIY修理してください。
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