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ネジ溝が潰れた(なめた)際の対処方法9選!これで簡単にネジを外せる!
家具の修理や車、バイクのメンテナンス時にネジやビスをつけたり外したりすることがあるでしょう。サイズの合っていないドライバーなどで無理にネジやビスを外してしまっていませんか?そうするとネジ溝が潰れて(なめて)しまい、外しにくくなってしまいます。
「どうしよう!」と焦って無理に外そうとしても、よりネジ溝が広がるばかり...
ここでは、そうなってしまったネジも簡単に外すことができる9個の方法を解説していきます。ここで紹介する対処方法で潰れたネジを取り外してみてください。
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なぜ?ネジが潰れる理由
この記事を読んでいるあなたは、どれが原因でネジ溝を潰してしまいましたか?ネジ溝が潰れる原因をチェックしてみましょう。
ネジ溝とドライバーの大きさが異なる
ネジ溝とドライバーの大きさは双方の規格がしっかり適合していなければなりません。 ドライバーが大きすぎても小さすぎてもネジ溝を潰してしまう恐れがあります。ドライバーには、プラスだけでも00番、0番、1番、2番…と種類があります。これは、プラスドライバー先端の十字のサイズのことを指します。数字が大きくなると、十字の部分も大きくなります。このように、ドライバーと一概に言っても種類があるため、ネジの取り外しはドライバーの大きさをよく確認して行う必要があります。
ネジを力任せに回している
規格のあったドライバーを使用していても、力任せにネジを回してしまうとそれもネジが潰れる原因になります。
特にありがちなのが、ネジを取り付ける際に無理やり回してしまうことです。ネジが曲がった状態などで取り付けようとすると、スムーズにネジが締まりません。 ネジをまっすぐにして、上から押しこむようにドライバーを回しましょう。
よく言われるのは、「押す力が7、回す力が3」というものです。ぜひ、押す力を意識してみて下さい。
ネジが錆びてしまっている
長年放置されたネジを外そうとすると、ネジが錆びてしまって溝がほとんどなくなっているということもあります。
特に風雨にさらされている場所に取り付けられているネジやビスは腐食が進行しやすく、ネジ溝がなくなってしまうのです。こうなるとドライバーでネジを外すのは困難になってしまいます。 そのため日頃のメンテナンスが必要だと言えるでしょう。
ドライバーの方がネジよりも硬い
ネジやビスは様々な材質でできています。チタンなど硬い金属でできたネジであれば問題ありませんが、ネジの金属が柔らかい性質のものになると、ドライバーの方がネジ溝を削ってしまうのです。
丈夫なドライバーを使っても、ネジの方が柔らかければそれがネジ溝を潰す原因になってしまいます。
溝が潰れたネジを外す9個の対処方法
ネジ溝が潰れてしまったネジでも外すことができる方法がいくつかあります。ここでは9個の対処方法をご紹介します。
①ネジ溝にゴムを当てる
ネジ溝にゴムを当てた上からドライバーを用いることで外すことができます。
やや太い輪ゴムを潰れたネジのネジ溝に当てます。ゴムをネジとドライバーで挟むようにして、ゴムの上からネジを外します。輪ゴムのような細いゴムでは難しいので注意しましょう。
原理としては、ネジ溝が潰れてしまうとドライバーとの間の摩擦がなくなってなめてしまうので、ゴムを使って摩擦を高めることで簡単に外すことができます。 非常に簡単なやり方なので、まずはこの方法を試してみるとよいでしょう。
②ネジをペンチで挟んで回す
ネジ溝にドライバーを入れて回すのではなく、外側から回すという方法もあります。
ラジオペンチを使ってネジやビスの頭を挟み、回して外します。ネジやビスの頭が低すぎるとラジオペンチで挟むことができないこともあるので注意してください。
アストロプロダクツでは、なめたネジ専用のプライヤーを販売しています。
③ドライバーをたたいてネジを緩める
ドライバーをネジに当てた状態で衝撃を加えるとネジが緩むことがあります。
貫通ドライバーと呼ばれる、打撃可能なドライバーをネジ溝に垂直にあて、ハンマーを使ってドライバーのお尻(持ち手側の先端)を軽く叩くようにします。製品によってはお尻を叩くと刃先が回転するショックドライバー、インパクトドライバーと呼ばれるものもあるので、このようなドライバーで試してみるとよいでしょう。
この際、通常のドライバーでは、軸がグリップ内部からお尻までを貫通していないため、打撃を加えると破損する可能性があります。必ず貫通ドライバーを使用して下さい。
ビットアダプターを取り外せば、1/2DR(12.7mm)の差込みで、ソケットなどを使用することもできます。
④マイナスの溝を作る
少々荒業ですが、潰れたネジの上からマイナスドライバー用の溝を作ってしまうという手もあります。
金ノコや金ヤスリで削ったり、または貫通のマイナスドライバーやタガネで叩いたりすればマイナスドライバー用の溝を作ることが可能です。ネジ溝が潰れていても、強制的に溝を復活させればドライバーでネジを外すことが可能です。
⑤ネジすべり止め液を使う
ネジ溝が潰れてしまったときのために、“ネジすべり止め液“も存在します。
ネジとドライバーとの間の摩擦力を高める液体で、1滴か2滴ネジ溝に垂らすだけでかなりドライバーが回しやすくなるものです。ネジすべり止め液を使用した状態で、ドライバーをネジに押し付けながら回すようにすればネジを外しやすくなるでしょう。
⑥瞬間接着剤を使う
瞬間接着剤を使ってドライバーとネジを一時的にくっつけてネジを外すという方法もあります。 瞬間接着剤の粘着力は非常に強いので、しっかりと接着すればネジを外せるかもしれません。ただし、ネジやドライバーに瞬間接着剤が残ってしまうので、ネジやビスを再利用しない場合のみこの方法を用いるとよいでしょう。
⑦ハンディルーターを使う
ハンディルーターは金属を削ることができる工具になります。これでネジ溝の淵を削ることで、ネジ溝を復活させることができます。 ドライバーがしっかり引っかかるだけの溝を掘るためには技術が必要なので、DIYに慣れていない方には少々難しいでしょう。
⑧「折れたビス抜き」を使う
“折れたビス抜き”という商品で外すことも可能です。
これは頭が取れてしまったネジやビス専用の工具です。もしビスやネジの頭が錆びて取れてしまっていても、この道具を使えばしっかり抜くことができます。
⑨電動ドリルで削る
どうしてもネジやビスのネジ溝を復活させることができないという場合には、最後の手段として電動ドリルでネジ溝自体を削って破壊してしまうという手もあります。
これはかなり難易度が高く、普段から電動ドリルを使い慣れている方でないと難しいでしょう。電動ドリルでネジ溝を削った後はその部分を再利用できるよう修復キットを使って、新たなビスやネジが使えるように修復しましょう。
ネジ溝が潰れても様々な対処法がある
ネジやビスを外す方法は簡単なものから高度なものまでいくつも存在します。困ったときはここで紹介した方法をぜひ試してみてください。
DIYをする方や、家具の修理・メンテナンスをする方は、ぜひこれらの方法のいくつかを覚えて困ったときにいつでも実践できるように準備しておきましょう。
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