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写真で解説!ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」をDIYで取り除く

写真で解説!ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」をDIYで取り除く

愛車のヘッドライトに「黄ばみ」や「くもり」が出てくると、どうしても見た目が損なわれて気になりますよね。年数の経過で起こるヘッドライトの劣化は、古い車として愛車をイメージダウンさせます。

この記事では、なぜヘッドライトが黄ばむのかの原因や対策、ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」をDIYで取り除くために必要な用品の解説と選び方のポイントに加え、具体的なDIYヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」取り作業を写真によって解説しています。

磨き作業のビフォーアフターも写真で確認できますので、参考にしてください。

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そもそもなぜヘッドライトは黄ばむのか?

愛車も新車で購入してから5~6年経つと、ヘッドライトに「くもり」が出てきます。10年を経過する頃には「黄ばみ」に変わるため、駐車場で他の車と並んだときなど、気になるものです。

10年物の中古車を購入されたカーユーザーの方は、購入してすぐにヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」をどうにかクリアにしたいと考えるでしょう。

なぜヘッドライトに「黄ばみ」「くもり」が出るのでしょうか。ここではヘッドライトの黄ばみの原因について、予防や対処法も含めて、解説していきます。

ヘッドライトの「黄ばみ」「くもり」4大原因と対策!

■ヘッドライトの「黄ばみ」「くもり」4大原因と対策!
原因 対策
1.素材の紫外線劣化 できるだけ紫外線を避ける
2.表面のコーディング剥がれ コーディングを自分でする
3.細かな傷 水研ぎやポリッシュ磨き
4.ハロゲンの熱 夜間走行を控える

愛車のヘッドライトの「黄ばみ」「くもり」の原因は、大きく4つあります。4大原因を表にまとめました。

第1は、ヘッドライトの素材と紫外線が原因で起こる「黄ばみ」です。この原因は、愛車を駐車する環境を整えるだけで予防できます。

第2は、何気ない愛車のメンテや経年劣化で起こるコーティング剥がれです。コーティング剥がれはメンテナンス方法での予防が必要になります。

第3の原因は、日常的なヘッドライトのメンテナンスや意図せずできてしまう細かな傷です。

第4の原因は、ハロゲン球を使ったヘッドライトでは避けられない熱による黄ばみになります。

ここでは具体的なメンテナンスの解説の前に、4大原因についてそれぞれご説明していきます。

1.ポリカーボネート樹脂の紫外線劣化

車のヘッドライトは、カーデザインの変化と安全性の追求により、ガラス製からポリカーボネート樹脂製に変わりました。

デザイン性が向上した反面、ポリカーボネート樹脂は、ガラスより紫外線に弱く、劣化すると黄ばんできます。

紫外線劣化によるヘッドライトの「黄ばみ」予防は、長時間駐車する際など、できるだけ直射日光が当たりづらい車庫に駐車することです。

2.コーティング剥がれ

直射日光と日常的なメンテナンスが原因で起こる、ヘッドライトのコーティング剥がれも「黄ばみ」「くもり」の原因です。

ヘッドライトのコーティングは、直射日光を浴び続ける、コンパウンドによるメンテナンスで、剥がれていきます。

対策は、車検を目安にDIYでヘッドライトのコーティングを定期的にすることです。

3.表面の細かな傷

車のフロント部分にあるヘッドライトは、走行中に砂や小石などが当たりやすい部分です。どうしても、細かな傷が意図せずできてしまいます。

細かな傷は、ヘッドライトの「くもり」の原因になり、傷部分のコーティング剥がれは「黄ばみ」の原因になります。

またヘッドライトの傷取りのために、コンパウンドで磨き作業を行うのもコーティング剥がれにつながるため、磨き作業をした後はコーティングもしましょう。

4.ハロゲン球の熱

ヘッドライトの素材であるポリカーボネート樹脂は、紫外線だけではなく、熱でも劣化します。ハロゲン球など、ライトバルブが高温になるヘッドライトの場合は、この熱がポリカーボネート樹脂を劣化させ「黄ばみ」が進んでしまいます。

これを防ぐには夜間走行を避けて、ヘッドライトが熱をもつ時間を短くすることです。

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」を放置すると?!

仕方ないとあきらめているカーユーザーの方も多い、ヘッドライトの黄ばみやくもりですが、そのまま放置していると、大きな問題に発展する場合があります。

最も大きな問題はヘッドライトの故障で、この場合は交換が必要になります。また光量不足によって車検が通らなくなると、プロメンテナンスまたは交換のどちらかで問題を解決しなくてはなりません。

ここではヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」が起こす問題について解説します。

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」が起こす4つの問題

■ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」が起こす4つの問題
問題
1.愛車の外観・見た目が損なわれる
2.夜間走行で光量不足に
3.車検が通らなくなる
4.ライトの故障

愛車のヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」を放置することで起こる、4つの問題を表にまとめました。

日常的に気になる愛車の外観・見た目が損なわれる初期問題から、夜間走行での光量不足、さらに進んだ車検での不備、そして最後はヘッドライトの故障まで、問題は大きくなっていくかもしれません。

それぞれ4つの問題について、具体的に起こる障害がどんなことかを含めて解説していきます。

1.愛車の外観・見た目が損なわれる

ヘッドライトに「黄ばみ」や「くもり」が出ていると、年数が浅い同じ車種と比べて、外観・見た目が損なわれます。

そして中古で販売するときや買い替えで下取りに出すとき、第一印象が悪くなってしまうでしょう。

2.夜間走行で光量不足に

ヘッドライトの「黄ばみ」が進むと、前方を照らすための光量が不足し、夜間走行での安全運転に支障をきたします。

夜間だけではなく、トンネルや雨天走行でもヘッドライトの明るさは大切です。

交通事故につながる場合もあるため、早めの対処が必要になります。

3.車検が通らなくなる

ヘッドライトの「黄ばみ」が悪化すると、車検に通らなくなる場合もあります。

車検に通る光量は「ロービームで1灯6400カンデラ以上」が必要です。

もし車検に通らなくなったら、プロによるヘッドライトの磨きメンテか交換のどちらかで対処します。

4.ライトの故障

ヘッドライトの「黄ばみ」が進むと、表面にひび割れが起こったり、ライトのエッジに隙間ができたりと問題は深刻化します。

他にもヘッドライト内部にゴミが入る、汚れが溜まると故障し、交換が必要になってしまいます。

ヘッドライトのDIY「黄ばみ」「くもり」取り・磨きに必要なもの

■ヘッドライトのDIY「黄ばみ」「くもり」取り・磨きに必要なもの
必要なもの 選び方のポイント
1.カーシャンプー ボディーカラーと素材相性
泡立ちと容量
2.マスキングテープ >作業適した幅と巻数
3.耐水ペーパー #1000 #2000 #3000が目安
4.ポリッシュ剤 拭き取るだけのタイプ

「黄ばみ」や「くもり」のあるヘッドライトをDIYでクリアな状態にするために必要なもの・用品を表にまとめました。

この他にも、洗車に使用するスポンジや水分を拭き取るためのウエス、マスキングシートなども準備すると、より作業がしやすい場合もあります。

ここでは主な準備品4つについて、それぞれ選び方・コツを含めて解説しますので、参考にしてください。

1.カーシャンプー

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」取りだけではなく、愛車のメンテナンスに必須のアイテムがカーシャンプーです。

カーシャンプー選びのポイントは、ボディーカラーに合っているかどうかと泡立ちの良さ、洗車部分のパーツ素材との相性です。

定期的にご自分で洗車をされるカーユーザーの方には、容量が多く、ボディーカラーやパーツ素材に左右されないカーシャンプーをおすすめします。

“アストロ カーシャンプー 2L”は、容量が2リットルで、20倍に希釈して使用するお得なタイプで、ボディーカラーも淡い色、濃い色、どちらも使用でき、タイヤやアルミホイールにも使用可の、泡立ちの良さが評判のカーシャンプーです。

アストロ カーシャンプー 2L

アストロ カーシャンプー 2L
アストロ カーシャンプー 2L
ボディーカラーを選ばず、濃色から淡色、パールやメタリックなど、全色対応のカーシャンプーです。ノーコンパウンドでボディーにやさしく、強力な洗浄力で汚れを落とします。ボディーに限らず、タイヤやアルミホイールにも使用可能です。20倍に薄めて使用するので、量を気にせずたくさん使えます。
税抜 390円  税込 429円
 

2.マスキングテープ

マスキングテープは、ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」取りの下準備になる、耐水ペーパーでの水研ぎ作業前に使用します。

作業部分ではないボディが傷つくのを避けるためにマスキングしますので、必要に応じて、マスキングシートとセットで使いましょう。

作業に合わせて、幅、長さ、入り数を検討して選ぶのがポイントです。

マスキングテープは、愛車のボディメンテナンスの様々なシーンで使用します。小さな傷のリペアや塗装作業など、DIYでカーメンテナンスをする方には、6mm、15mm、30mmと数種の幅を揃え、さらにお得な複数巻入りがおすすめです。

作業に合わせて選べるアストロプロダクツおすすめマスキングテープ

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作業に合わせて選べるアストロプロダクツおすすめマスキングテープ
接着力、のり残りの少なさ、タテ裂けが起こりにくい、アールのとり易さ、シャープな見切りなど、総合的にバランスに優れております。目盛りの入ったマスキングテープもご用意しております。

3.耐水ペーパー

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」を取るために、ポリッシュ剤で磨く前の下処理として、耐水ペーパーで水研ぎします。

目安になる耐水ペーパーの番手は#1000、#1500です。ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」具合が浅く薄い場合は、#2000を目安に水研ぎをしましょう。

アストロプロダクツでは#100から#8000まで、それぞれ5枚セットの耐水ペーパーが揃っています。

適した番手と必要枚数を選んで購入してください。

アストロプロダクツの耐水ペーパー

耐水ペーパー
アストロプロダクツの耐水ペーパー
耐水性のペーパーで、水や油を用いての湿式研磨や、乾式研磨にも使用できます。また、目詰まりしにくく、削り粉が散乱しにくいのでパテ研ぎや塗装の研磨などに使用できます。

4.ポリッシュ剤

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」取りには、専用のポリッシュ剤を使用します。劣化したポリカーボネート樹脂の表面を磨くだけのタイプがおすすめです。

配合成分に石油系溶剤が含まれているレンズクリーナーは、コンパウンドなどで研磨して黄ばみやくもりを除去するタイプより表面が傷つきづらく、拭き取る、磨くだけでの作業でヘッドライトをクリアにしてくれます。

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アストロ ヘッドライトポリッシュ 50ml
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手磨きでも使用できるヘッドライトの黄ばみ、くすみ除去剤です。 研磨剤を含まないので、キズもつきにくく安心です。クロス等に本液を取り、磨くだけで簡単にくすみを除去することができます。ヘッドライトがクリアーになることにより、暗かったライトが明るくなり、より安全な走行をすることができます。艶出しにも効果的です。
税抜 940円  税込 1,034円

写真で解説! DIYでヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」を取り除く磨き方

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」をDIYで取り除く作業手順を写真で解説していきます。

特に磨き込みの作業でどれくらいヘッドライトがクリアになるかが判るようにフロント右のヘッドライトだけを磨いてみました。

参考にビフォーアフターの画像を見てください。

1.ヘッドライトの洗浄

ヘッドライトの「黄ばみ」「くもり」をDIYで取り除く作業で最初に行うのは、砂やほこり、油脂分などを取り除く洗浄作業です。

カーシャンプーを使ってきれいに洗浄したら、泡、水分を充分に拭き取ってください。

洗浄したら、ヘッドライト表面に細かな傷やひび割れ、エッジ部分に隙間が無いかも確認しましょう。

劣化の進み具合によっては、ヘッドライトの交換も検討が必要です。

2.ヘッドライト周辺のマスキング

洗浄が終わったら、マスキングテープでヘッドライトの周りをマスキングしてください。

エッジの部分まで磨く作業になりますので、バンパーなど、ヘッドライトと一体化されたパーツに傷がつかないように、丁寧にマスキングします。必要に応じてマスキングシートも使いましょう。

ヘッドライトのエッジ部分に隙間が空いていた場合は、磨き作業でヘッドライト内部に汚れが入らないように、マスキングテープでふさいでおいてください。故障防止になります。

3.耐水ペーパーで水研ぎ

マスキング作業が終わったら、耐水ペーパーで下処理をします。目立った傷がある場合や「黄ばみ」や「くもり」が酷い場合は、#1000または#1500の耐水ペーパーに水をつけて磨いていきます。

傷を消すように、全体を耐水ペーパーで水研ぎしてください。

傷もなく「黄ばみ」や「くもり」が浅い場合は、#2000の耐水ペーパーで全体を磨き込むように水研ぎします。

4.ポリッシュ剤で磨き

耐水ペーパーで水研ぎが終わったら、ヘッドライトの表面を水で丁寧に洗い流します。必要に応じて、カーシャンプーで部分洗いをし、泡を洗い流した後、十分水分を拭き取って、マスキングを再度し直してからポリッシャーで磨きましょう。

ポリッシャーはよく振ってから、ウエスに付けて、ヘッドライトに馴染ませるように全体に行き渡らせ、拭き取るように磨き込みます。

ポリッシュ剤の磨き作業を何度か繰り返していくと、ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」がクリアになっていきます。

仕上がりの目安は、写真左のヘッドライトです。右のヘッドライトを比べると、黄ばみやくもりが無くなっているのが判ります。

5.マスキングを剥がして完成

ヘッドライトがクリアになったら、ポリッシュ剤を充分拭き取ってから、マスキングテープを剥がします。これで作業は終了です。

DIYでヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」を取って愛車を若返らせる!

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」の原因と放置した場合に起こる問題、具体的な「黄ばみ」や「くもり」取りに必要な用品に加え、実際の作業手順を写真で解説しました。

ヘッドライトの「黄ばみ」や「くもり」取りは、必要なもの・用品さえ準備すれば、DIYで充分可能な作業です。

ヘッドライトをクリアに保って、愛車のイメージを若返らせ、夜間でも充分な光量を確保して安全走行ができるようにしてください。

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