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ドライバーの種類を徹底解説!おすすめの商品を使って快適な作業を
ドライバーは種類によって対応するネジが異なり、合っていないとネジの頭を傷める恐れがあります。ドライバーの種類ごとに得意とする作業も違うので、どれを選べばよいのか悩んでいる人もいるかもしれません。この記事では、手動工具と電動工具に分けてドライバーの種類を解説します。それぞれの特徴やおすすめ商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
JIS規格で定めるドライバーの種類
ドライバーの種類は、構造や刃先の形状によって区別されます。「ドライバーは使ったことがあるし、よく知っている」という人も多いかもしれませんが、ここで基本を押さえておきましょう。
構造で分けると4種類
日本産業規格(JIS)では、ドライバーは4種類と定義しています。具体的には、持ち手部分の結合方法と磁力の有無によって以下のように分類されます。
1.普通型・磁力あり
2.普通型・磁力なし
3.貫通型・磁力あり
4.貫通型・磁力なし
普通型は軸が持ち手の途中で固定されている構造で、一般的なドライバーに見られる形状です。貫通型は軸が持ち手を貫いており、持ち手の尻部を叩いて衝撃を与えて、固着したネジを緩めることができます。
磁力の有無は、軸にネジが付くかどうかです。磁力ありのドライバーはネジが落下しにくく作業効率が高まります。一方でドライバーの先端部分に砂鉄が付着しやすく、ネジとの噛み合わせが悪くなる原因になるため、用途に合わせたドライバー選びが大切です。
刃先にも種類がある
ドライバーの種類は、刃先によっても区別されます。
基本的には、ネジの頭が十字形の場合はプラスドライバー、一文字の場合はマイナスドライバーを使いますが、ネジ頭の形状は2種類だけではありません。ネジの頭とドライバー先端の形状が異なっていると、ネジを損傷させるリスクが高まるほかけがをする恐れもあるので、ネジの頭に対応するドライバーを使いましょう。刃先によって異なるドライバーの種類を以下にまとめました。
ソケットドライバー | 自動車やバイク、機械装置などの六角ボルトやナットに使用する |
スクエアドライバー | 主に建築現場で使用する四角ネジ用のドライバー。ロバートソンドライバーとも呼ばれている |
ポジドライブドライバー | 欧州製の家具やスポーツ用品の組み立て、整備に使用する。ポジドライブネジはプラスネジに似ているが別物 |
ヘックスドライバー | 頭部に六角形の穴が開いたヘックスネジ用。機械装置や自転車の組み立て、整備に使用する |
トルクスドライバー | 星型のトルクスネジ用。パソコンやスマートフォン、ゲーム機などの精密機械に使用する |
ドライバーの種類【手動工具編】
ドライバーは手動(ハンドツール)か電動工具かでも大きな違いがあります。まずは、手軽に使用できる手動式のドライバーを紹介します。
プラスドライバー
ネジの頭が十字形のプラスネジを回すためのドライバーです。プラスネジは機械類や電気類、組立家具にいたるまで幅広く採用されており、プラスドライバーが活躍する場面は多々あります。
JIS規格で定めるサイズは、H形(フィリップス系)の1番~4番とS形(スペシャル)の0番があり、数字が大きくなるほど軸が長く、経が太くなるのが特徴です。このうちH形の2番は汎用性が高いため、優先的に用意しておくとよいでしょう。S型は小型のドライバーで、精密機器やカメラ、眼鏡などに使用するタイプです。ちなみに、欧米ではH形とS形に加え、Z形(ポジドライブ系)のドライバーも使われています。
マイナスドライバー
ネジの頭に一文字の溝が入っているマイナスネジを回すためのドライバーです。現在はプラスネジが主流になっており、マイナスドライバーを使用する機会は少なくなりました。ただし、マイナスネジはプラスネジに比べて溝にホコリがたまりにくい特徴があるため、水回りなど衛生面が重視される箇所に使われています。また、自動車にはマイナスネジを使っている部品もあり、マイナスドライバーが必要ない訳ではありません。
マイナスドライバーのサイズは刃幅と軸の長さで表し、JIS規格では4.5×50mm~10×300mmまでの8種類を定めています。安定した作業をするためにも、ネジの溝と合ったドライバーを選びましょう。
ラチェット機構付きドライバー
ラチェット機構付きドライバーは、先端部分をネジに差し込んだまま連続して回せる特徴があります。ラチェット機構とは、切り替えスイッチによって回転方向を一方向に制限し、反対方向に回すと空回りする仕組みです。
例えば、ネジを締め付けるためにスイッチを右回しにすると、左方向には空回りするため、持ち替えずに素早く作業できます。使い勝手がよく、形状も豊富にあるので用途に合わせて複数用意しておくのもおすすめです。ただし、ラチェット機構は精密機械なので、乱暴に扱わないように気をつけましょう。
ラチェット機構付きドライバーの商品一覧
スタビードライバー
通常のドライバーよりも全長が短く、手のひらに収まるほどコンパクトなサイズのドライバーをスタビードライバーと呼びます。
握りこぶしが入る程度の小さなすき間でもネジを回せるので、狭い場所での作業に適しています。軸を差し替えて使用できるタイプや、グリップの握りやすさに特徴があるタイプなど種類も豊富です。また、ラチェット機構が付いたタイプもあるので、狭い場所での作業が多いことが想定されるなら購入しておくとよいでしょう。
インパクト式ドライバー
インパクト式ドライバーは、錆びて固着したり、溝がすり減ったりしたネジを緩めるために使用します。
ドライバーの先端をネジ溝にはめ込み、グリップの尻部を叩くと緩める方向に少しだけ回る仕組みになっており、ショックドライバーとも呼ばれています。自動車やバイクの整備などでは、ネジが錆びついて回せない場面もあるので、1本用意しておくと便利です。
使用する際は、本体をネジに押し付けすぎると回転しなくなるため、ドライバーがネジから外れない程度の力で押さえるのがコツです。また、力一杯叩くと留めている部品や材料を壊す恐れがあるので、加減しながら叩きましょう。
オフセットドライバー
両端が直角に曲がったクランク形状になっているのが、オフセットドライバーです。
高さがなく狭い場所の作業に向いている一方で、長さがあるのでスタビードライバーでは作業できない場所にも届きやすい特徴があります。作業効率性を高めるためには、ラチェット機構付きの商品、または先端部分が磁力ありのタイプを選ぶとよいでしょう。
精密ドライバー
精密ドライバーは、カメラや時計をはじめとする精密機器、眼鏡などの小物類の調整や修理に使用する工具です。軸が細いので狭いすき間にあるネジも回せます。
グリップエンドが回転する特徴があり、人差し指をグリップエンドに当てて、中指と親指で軸を回すと早回しができます。1本からでも購入できますが、セット商品を購入しておくと作業の幅が広がるでしょう。
差替ドライバー
差替ドライバーは、軸または先端金具を差し替えて使用するタイプのドライバーです。軸を差し替えるタイプは、複数本セットされた商品や、軸の両端がプラスとマイナスになっている商品が販売されています。
先端金具だけを差し替えるタイプは、形状やサイズが異なる金具が複数付属しているのが一般的です。ドライバーを1本ずつ個別に用意しなくても作業できて利便性は高いですが、軸や先端金具を失くさないように気をつけましょう。
絶縁ドライバー
絶縁ドライバーは、ドライバーの軸とグリップに電気を通さない素材で皮膜が施されています。
電気を扱う作業では、感電やショートといった危険性を伴いますが、絶縁ドライバーを使えば防ぐことができます。ただし、絶縁ドライバーでも確実に感電のリスクをなくせる訳ではありません。
電気設備の作業をする際は、電気を通しにくいゴム手袋や長靴などの装備は必須です。同じような商品としてグリップ部分に絶縁処理を施した安全貫通ドライバーもありますが、こちらは感電しにくいとはいえ絶縁性は備えていません。電気を扱う作業をする際は、万が一に備えて絶縁ドライバーを使いましょう。
検電ドライバー
検電ドライバーは、通電の有無を確認するために使用します。形状がドライバーに似ていることから「検電ドライバー」と呼ばれていますが、基本的にネジを回す用途では使いません。
先端部分を対象の箇所に当て、通電しているとランプが点灯する仕組みになっており、作業中の感電事故を防ぐことができます。ただし、通電チェックをしているタイミングで軸に触れると感電するリスクがあるので、注意が必要です。
ドライバーの種類【電動工具編】
多くの作業はハンドツールのドライバーでも対応できるものの、大きな力が必要な場面では電動工具が役立ちます。ここでは、電動式のドライバーを4種類紹介します。
電動ドライバー
電動ドライバーは、ネジを締めたり緩めたりする作業に特化している工具です。価格が比較的安く、扱いやすいのでDIY初心者に向いています。小型のものはパワーが小さく用途は限定的ですが、手動による作業よりも効率は大幅に向上します。さまざまな作業に使いたい場合は、後述する電動インパクトドライバーの購入を検討しましょう。
ドリルドライバー
先端ビットを交換して、ドリルやドライバーとして使用できる電動工具です。回転スピードやネジ締めの強さを調整できる機能が備わっており、さまざまな作業に対応できます。
初心者には10.8Vの充電式バッテリータイプが扱いやすく、価格も安いのでおすすめです。まずはトルクが小さいもので慣れてから、ハイパワーのドリルドライバーやインパクトドライバーを購入するのもよいでしょう。
インパクトドライバー
インパクトドライバーは、回転力と打撃力による大きな力で作業できるのが特徴です。太いネジや長いネジの締め付け作業は、ドリルドライバーでは対応できなくても、インパクトドライバーなら対応できます。
ただし、ほとんどの商品は回転スピードやトルクの調節ができません。慣れないうちは材料を壊してしまうリスクもあるので、少しずつコツをマスターしていきましょう。
インパクトレンチ
インパクトレンチは、六角のボルトやナットを回すための電動工具です。
DIYやタイヤ交換で使用する人もいますが、自動車整備や建築現場など業務用で使われるのが一般的です。形状はインパクトドライバーと似ているものの、インパクトドライバーは主にネジを回す工具なので基本的な用途が異なります。回転力や打撃力はインパクトレンチのほうが強く、インパクトドライバーでボルトやナットを回すよりも強い力で締め付けられます。
ドライバーの選び方
ドライバーを選ぶ際は、本体の形状だけでなくグリップの材質や特徴にも配慮した方が作業効率アップにつながります。グリップは、オールマイティな樹脂製をはじめ、柔らかめの樹脂製や手に馴染みやすい木製、衛生面に優れたステンレス製などがあるので、作業内容や環境に合わせて選びましょう。
グリップの形状は、基本的な早回しに適している丸タイプ、手が滑りにくい六角タイプのほか、尻部が丸いラウンドタイプがあります。ラウンドタイプは押しながら回しやすいため、女性や力のない人でも扱いやすい形状です。
ドライバーの使い方・注意点
ドライバーは、空いているほうの手を軸に添えて回すのが基本です。けがをするリスクがあるので、安定した姿勢での作業を心がけましょう。また、ドライバーをタガネの代わりに使用するのは避けてください。貫通型ドライバーでは、ネジを緩めるためにグリップの尻部を叩くことはあるものの、タガネのように使うとドライバーが壊れる恐れがあります。
ドライバーは消耗品なので、大切に使っていても経年劣化により先端にヒビが入ったり欠けたりするのは避けられません。使用前は軸とグリップが緩んでいないかを確認し、不具合が見つかったら新たに購入しましょう。
まとめ
ドライバーは種類が多いため、作業性を高めるにはネジに合わせて適切なドライバーを使うことが大切です。コストパフォーマンスを意識してドライバーを購入したい人は、アストロプロダクツの利用がおすすめです。製品ラインアップが豊富で、一部商品はWeb限定で割引価格にて購入できるため、ドライバーの購入を検討している人は本記事で紹介したドライバーをアストロプロダクツで比較してみましょう。
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