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タイヤ交換はトルクレンチの使用がマスト!トルクレンチの使い方やおすすめ商品を紹介します
- 目次 [閉じる開く]
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- 車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?
- 規定トルク(締め付けトルク)とは
- タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
- タイヤ交換に使用するトルクレンチの種類
- シグナル式トルクレンチ
- 単能型
- 直読式トルクレンチ
- プレート型
- ダイヤル型
- デジタル型
- 先端形状にも種類がある
- ラチェット式
- モンキー形
- ヘッド交換式
- トルクレンチでタイヤ交換をする方法
- ロックを解除する
- 設定したいトルク値に合わせる
- グリップをロックしてソケットを差し込む
- 設定したトルク値まで締め付ける
- トルクレンチの選び方
- 車種に合うトルク値で選ぶ
- 使用目的に合わせて選ぶ
- 使いやすさで選ぶ
- タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
- 1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ030
- 1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ969
- 1/2DR デジタルトルクレンチ DTQ034
- プレセット形トルクレンチ 差込角12.7 全長489mmQL200N4-MH
- Q-Fit 1/2DR ホイール用インパクトソケットセット (3個組)
- まとめ
タイヤ交換をする際はトルクレンチを使い、ホイールナットを適切なトルク値で締め付けることが大切です。タイヤの脱落事故が時折ニュースで流れますが、トルクレンチを使用していないのが原因の1つと考えられます。
タイヤ交換時はホイールナットを力一杯回して締め付けるなど間違った情報も出回っているので、混乱している方もいるかもしれません。この記事では、トルクレンチを使ったタイヤ交換のやり方を解説します。おすすめの商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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車のタイヤ交換に必要なトルクレンチとは?
トルクレンチとは、ボルトやナットを定められた力で締め付けるための工具です。車のタイヤ交換をはじめ、各種機械の整備など、正確で安全な作業をするために欠かせない存在です。なお、あくまでも締め付け作業に使用する工具であり、すでに締まっているボルト・ナットに対して、締め付けている力を確認するものではありません。
規定トルク(締め付けトルク)とは
規定トルク(締め付けトルク)とは、ボルトやナットを締め付けるために必要な力(トルク)のことです。例えば、タイヤ交換の際はタイヤが外れないようにホイールナットを確実に締め付けるため、その力の強さが決められています。トルクとは物体を回転させる力のことで、規定トルクの単位はN・m(ニュートンメートル)です。
一般的に、普通車のホイールナットにかかる規定トルク値は、100~120N・m(約10~12kg)、軽自動車は80~100N・m(約8~10kg)ほどとなっており、車種によって異なります。また、普段の走行距離や高速道路を走行する頻度でも変わるため、取扱説明書やディーラーへの問い合わせなどで適正なトルク値を確認しておくことが重要です。
タイヤの交換時にトルクレンチが必須な理由
トルクレンチは、ホイールナットを適切に回すために必須の工具です。例えば、タイヤ交換でホイールナットを回す際に必要以上の力を加えると、ボルトが折れる原因となります。逆に締め付ける力が弱いと、タイヤが外れやすく危険な状態となります。
国土交通省によると、2002年4月~2022年3月までに1,188件の車輪脱落事故があり、特に冬季のタイヤ交換後に集中して発生していることがわかりました。原因の1つとして、タイヤ交換時に規定のトルク値で締め付けられていないことが挙げられており、トルクレンチの必要性が浮き彫りとなっています。
タイヤ交換に使用するトルクレンチの種類
トルクレンチには複数の種類があり、使い勝手や向いている作業に違いがあります。ここではトルクレンチの種類を解説します。
シグナル式トルクレンチ
シグナル式のトルクレンチは、設定したトルク値に達すると音や振動で知らせるタイプです。シグナル式には、さらにプリセット(プレセット)型と単能型の2種類があります。
プリセット(プレセット)型
プリセット(プレセット)型は、設定範囲内で自由にトルク値を設定できるトルクレンチです。販売されているプリセット型の多くは、設定したトルク値まで締め付けると「カチッ」という音と振動で知らせてくれます。対象のボルトやナットに合わせてトルク値を調整する必要があるものの、一度設定すると連続した作業が可能です。
単能型
単能型は、あらかじめトルク値が設定されていて変更できないタイプです。
ほとんどの製品は、プリセット型と同様に、既定値まで締め付けると「カチッ」という音と振動で知らせる機能が備わっています。トルク値を間違えるミスがないので、タイヤ交換など同じサイズのボルトやナットを回す作業時のみ使いたい方におすすめです。
直読式トルクレンチ
直読式のトルクレンチは、デジタル表示や目盛などでトルク値を読み取りながら作業するタイプです。主な種類として、プレート型、ダイヤル型、デジタル型の3種類あります。
プレート型
プレート型は、アナログの目盛と針でトルク値を表示するトルクレンチです。
シグナル式のようなお知らせ機能はないものの、目視で確認するシンプルな仕組みで扱いやすいのが特徴です。部品同士の摩耗が少ないので、比較的長く使える点もプレート型のメリットです。
ダイヤル型
ダイヤル型は、アナログのダイヤル式目盛りと針でトルク値を表示するトルクレンチです。
目視でトルクの変化量をチェックする点はプレート型と同じで、どれくらいの力で締め付けているのかリアルタイムで確認できます。汎用的な作業も可能ですが、一般的には測定や検査に用いられるタイプです。
デジタル型
デジタル型は、トルク値を液晶画面にデジタル表示するタイプです。
メモリー機能が付いており、設定したトルク値を後から呼び出すことができます。製品によっては、あらかじめ設定したトルク値に達すると音や振動に加えて光で知らせる機能も備わっているので、初心者の方ほど使いやすさを感じられるでしょう。
先端形状にも種類がある
トルクレンチの先端には角ドライブがあり、ソケットを装着して使用するタイプが一般的ですが、他の方式もあります。ここでは、トルクレンチの先端形状を解説します。
ラチェット式
ラチェット式のトルクレンチは、回転を一方向に固定し、反対側へは空回りするラチェット機構を備えたタイプです。
これにより、ホイールナットをスピーディーに回してタイヤを交換できます。切り替えレバーによって緩める作業にも使えますが、基本的には締め付ける作業にだけ使用します。
モンキー形
モンキー形のトルクレンチは、ボルトやナットの大きさに合わせて口幅を調整できるタイプのレンチです。ミリサイズとインチサイズのどちらにも対応が可能で、適正なトルク値で締め付けられます。基本的にソケットが入らない場所にだけ使用するトルクレンチなので、タイヤ交換では使用することは基本的にありません。
ヘッド交換式
ヘッド交換式は、トルクレンチ本体に別途購入したヘッドを装着して使用するタイプです。複数のヘッドを購入すればトルクレンチ1本でさまざまな作業に幅広く対応できるものの、ヘッドは決して安価ではありません。利便性向上やコスト削減の観点からラチェットヘッドは用意しておくべきですが、それ以外は本当に必要なヘッドだけを購入しましょう。
トルクレンチでタイヤ交換をする方法
規定のトルク値でホイールナットを回すには、トルクレンチを正しく使う必要があります。ここでは、一般的なトルクレンチを使ってタイヤ交換をする方法を解説します。
ロックを解除する
トルクレンチは、設定したトルク値がズレるのを防ぐためにロック機能が付いているので、まずはロックを解除してください。メーカーによって、ワンタッチロックがハンドルに付いたスライド式や、グリップエンドに付いたネジ(つまみ)式があります。
設定したいトルク値に合わせる
トルク値は、グリップを回して主目盛と副目盛の合計で設定します。例えば、規定のトルク値が103N・mであれば、先に主目盛を100N・m、次に副目盛を3N・mに合わせてください。グリップを右に回すとトルク値が大きくなり、左に回すと小さくなります。
グリップをロックしてソケットを差し込む
トルク値を設定したら、スライド式はロック側に動かし、ネジ(つまみ)式は時計回りに止まるまで回してロックします。ロック状態を確認後、ホイールナットに合うソケットをトルクレンチ本体に装着しますが、正確で安全な作業をするためにもソケットは奥まで確実にはめ込みましょう。
設定したトルク値まで締め付ける
ホイールナットにソケットを差し込んだら、設定したトルク値まで締め付けます。最初は十字レンチなどで締め付け、最後にトルクレンチで設定したトルク値に調整するのがスピーディーに作業するコツです。設定したトルク値を超えて締めるとボルトが破損したり、ネジ山が潰れたりするので注意しましょう。
トルクレンチの選び方
タイヤ交換の作業効率を高めるには、トルクレンチの選び方が重要です。ここでは、具体的なポイントを解説します。
車種に合うトルク値で選ぶ
トルク値は車種によって違いがあるので、作業する車に適合するトルクレンチを使うことが重要です。ただし、車の規定トルク値が設定可能なトルク値の上限とほとんど同じだと、トルクレンチに負担がかかり故障するリスクがあります。
トルクレンチの寿命を延ばすためには「必要なトルク値÷70~80%=最大トルク」を目安にして、設定範囲に余裕のある商品を選ぶとよいでしょう。例えば、規定トルク値が100N・mの車種であれば、最大トルクが125~142N・mくらいのトルクレンチが適しています。
使用目的に合わせて選ぶ
規定のトルク値まで締め付ける作業にはシグナル式、目視でトルク値を確認しながら作業するなら直読式のトルクレンチが向いています。タイヤ交換では、音や振動で知らせるシグナル式の方が、スピーディーな作業が可能です。毎回同じ車のタイヤ交換だけに使うなら、トルク値の調整が必要ない単能型を選ぶとよいでしょう。
使いやすさで選ぶ
確実な作業をするためには、自分にとって使いやすいトルクレンチであることが重要です。例えば、トルクレンチの重さが負担にならない、手にフィットしやすく力を入れやすい、トルク値の設定が簡単などを基準に考えるとよいでしょう。高機能でも使いにくい製品では、タイヤ交換に無駄な時間がかかってしまいます。
タイヤ交換におすすめのトルクレンチ
最後に、アストロプロダクツのラインアップからタイヤ交換におすすめのトルクレンチを紹介します。
1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ030
1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ030は、タイヤ交換に必須のプリセット型トルクレンチです。設定値に達すると軽い衝撃とともに「カチッ」という音で知らせてくれます。しっかりと握りやすいグリップ形状に加え、手頃な価格帯で初心者の方にもおすすめです。
・全長:420mm
・重量:1kg
・設定範囲:30~180N・m
・最小目盛:1N・m
・精度:±4%
・差込角:1/2DR(12.7mm)
・ギヤ数:24T
1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ969
1/2DR プリセット型トルクレンチ TQ969は、スライド式のロック機能により、スムーズにトルク値を設定できるプリセット型のトルクレンチです。TQ030よりワンサイズ大きく、トルク値の設定範囲も広くなっています。
・全長:470mm
・重量:1.5kg
・設定範囲:40~210N・m
・最小目盛:1N・m
・精度:±4%
・差込角:1/2DR(12.7mm)
・ギヤ数:24T
1/2DR デジタルトルクレンチ DTQ034
1/2DR デジタルトルクレンチ DTQ034は、時計回りに回すと締まる正ネジ、反時計回りに回すと締まる逆ネジの両方に対応するデジタル式トルクレンチです。視認性の高いデジタル表示で数値を確認しながら締め付け作業ができる上、設定したトルク値に達すると振動と音で知らせてくれます。
・全長:425mm
・重量:1kg
・設定範囲:27~210N・m
・最小目盛:0.1N・m
・精度:±4%
・差込角:1/2DR(12.7mm)
・ギヤ数:36T
プレセット形トルクレンチ 差込角12.7 全長489mmQL200N4-MH
プレセット形トルクレンチ 差込角12.7 全長489mm QL200N4-MHは、設定したトルク値まで締め付けるとトグルが作動して空転するとともに、シグナル音で知らせてくれるプリセット型のトルクレンチです。この機能により、オーバートルクを防げます。ヘッド部分のラチェットは24枚刻み、15度の振り幅があり、狭い場所での作業も得意とする製品です。
・全長:489mm
・トルク調整範囲:40~200N・m
・最小目盛:2N・m
・トルク精度:±3%
・差込角:12.7mm
Q-Fit 1/2DR ホイール用インパクトソケットセット (3個組)
Q-Fit 1/2DR ホイール用インパクトソケットセットは、特許を取得した特殊形状の差し込み口により、抜き差しがスムーズにできるインパクトソケットです。プラスチックカバー付きでホイールを傷つけにくい上、面接触タイプのため、ナットを傷めるリスクも軽減できます。
・セット内容:17、19、21mm、収納ケース
・全長:86mm
・差込角:1/2DR(12.7mm)
・角数:6PT
まとめ
タイヤ交換ではトルクレンチを使うと、適正な力でホイールナットを締め付けられます。締め付けが足りないとタイヤが外れて重大な事故につながる恐れもあるので、トルクレンチの使用は重要です。
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2024年11月
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